アルコール中毒で、元殺し屋の「木村」。
悪意の塊のような、ずれた価値観を持つ中学生「王子」。
双子に間違えられる、２人組の殺し屋「蜜柑」と「檸檬」。
とんでもなく運が悪く、弱気な殺し屋「七尾」。
偶然か必然か、盛岡行の新幹線「はやて」に、５人が乗り合わせることから物語が始まる。

アル中の元殺し屋"木村"は、幼い息子をビルから飛び下ろさせ重傷を負わせた悪魔のように狡猾な中学生"王子"に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線はやてに乗り込んだ。取り返した人質と身代金を盛岡まで護送する2人組の殺し屋"蜜柑"と"檸檬"は、はやての中で人質を何者かに殺され、また身代金の入ったトランクも盗まれてしまう。そして、そのトランクの身代金強奪を指示された殺し屋"七尾"は、奪ったトランクを手に上野駅で新幹線を降りるはずだったが...。

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