読んで聴いて見る。 [BOOK]奥田英明

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2025/06/16 (Mon)

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　「無理」　奥田英明　

2009/12/02 (Wed) [BOOK]奥田英明

無理

価格: ￥ 1,995
発売日: 2009/09/29
売上ランキング： 852
おすすめ度

posted with Socialtunes at 2009/12/02

人口12万人の寂れた地方都市・ゆめの。この地で鬱屈を抱えながら生きる5人の人間が陥った思いがけない事態を描く渾身の群像劇。
相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。
久保史恵―東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。
加藤裕也―暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。
堀部妙子―スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。
山本順一― もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。

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　「真夜中のマーチ」　奥田英明　

2007/11/23 (Fri) [BOOK]奥田英明

真夜中のマーチ

価格: ￥ 1,575
発売日: 2003/10
売上ランキング： 213673
おすすめ度

posted with Socialtunes at 2007/11/23

美術商詐欺師の父親の１０億を盗み出そうとする、娘のクロチェと一流企業勤めのダメサラリーマンミタゾウ、パーティ屋のヨコチンの三人。
横取りを企む中国マフィアや賭場の元締めのヤクザと絡んで偽トランクが飛びあいそれぞれの思惑が入り乱れる。
奥田氏の作品にはダメ人間がよく登場するが、今回はミタゾウ！
三田物産の三田総一郎と名乗る事から相手が勝手にご子息と誤解したり。
ヨコチンのお見合いパーティでは見事にサクラをかませられ、その晩のうちに６回も・・・な始末。
一つの事に集中すると周りが見えなくなりテスト勉強をしていて試験に遅れたり・・・。
かと思うと、分析力に長け記憶力もバツグンだったりする。
最後は山分けの強奪金を持ってキリバス共和国かよ。まったく。

クロチェみたいな高ピーな女は嫌いなタイプ。
ぺっトのドーベルマンがストロベリーってコラッ！！！

奥田氏。
面白くてハズレがないから長編の「邪魔」とかも読んでみようかな。。

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　「家日和」　奥田英明　

2007/05/15 (Tue) [BOOK]奥田英明

家日和

価格: ￥ 1,470
発売日: 2007/04
売上ランキング： 693
おすすめ度

posted with Socialtunes at 2007/05/14

・サニーデイ
　子育てに一段落した主婦がネットオークションにはまって、うっかり大切な物までオークションにかけてしまう。

・ここが青山
　突然夫の会社が倒産した為、妻が働きに出て夫は主夫となる。
　お互いの立場を理解する事で夫婦のあり方が見えてきたりする。

・家においでよ
　理由も分からぬまま妻が出て行き別居状態となった。
　それを機に、今までも鬱憤を晴らすように独身男の夢の城を完成させる。

・グレープフルーツモンスター
　パソコンを使って在宅でＤＭの宛名入力をしている主婦。
　発注元の担当者が若い男に変わってから犯される夢を見て楽しむようになる。

・夫とカーテン
　サラリーマン仕事が長続きせず何度も自営業を起こしては失敗している夫と、なぜかその夫の失敗と同時期にだけすばらしいイラストが書けるイラストレーターの妻。

・妻と玄米御飯
　ロハスブームにハマった妻を揶揄するような内容を書いてしまった小説家の話し。

どれも、家を中心とした夫婦のお話。
妻が夫に優しくしている話しが多かった。
妻は夫に優しくされたがっている。気づいてほしいと思っている。
みんな淋しい。
我が家がスキだ。
そんな事が頭に浮かぶ作品だった。

そして、妻は強し！！！

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　「サウスバウンド」　奥田英明　

2007/05/12 (Sat) [BOOK]奥田英明

サウス・バウンド

価格: ￥ 1,785
発売日: 2005/06/30
売上ランキング： 14865
おすすめ度

posted with Socialtunes at 2007/05/11

元過激派の夫婦とその子供三人の家族。

第一部は、東京で長男の学校を中心とした話し。
年上の悪ガキのイジメに屈しないで立ち向かう長男。
居候の革共同の内ゲバで逮捕されたアキラおじさん。
何もしないで、家出ごろごろしている自称作家の父親。

そして第二部は、沖縄の西表島に移住して電気も無い所で自給自足をする。
一転逞しくなった父親。
地元のリゾートホテル開発に反対し、騒動を起こしパイパティローマへ夫婦で旅立つ。

面白いのは、元過激派の父親の一本気な姿。
堂々とした態度と「税金なら払わん！」とかっこよく言い放つあたりは、読んでいても正しい事のように思えてくる。
政府に反対と言うよりも、国などいらない！
権力者が虫より嫌いで、絶対に国の言う事は聞かない一個人。
人は元来、国や政治に管理され強制させらるものでは無く、自由な筈である。
選択は個人の自由にすべきである！

右翼や左翼、ゲリラや反政府などなど・・・政治の事にはあまり興味はなかったが、この物語の父親を見ていると、人間はもっと自由でいいんだなと思う。
欲があるから私腹を肥やそうとして悪い人間も出てくるし、社会に格差が生まれて競争や争いも出てくる。

この島の人たちは物を私腹としてないから欲もない。だから争いもうまれない。
人類はお金を持つ時代より、持たなかった時代のほうが遥かに長かったそうだ。

「おもしろい小説ここにあります」のキャッチコピーは伊達じゃなかった。
少年の視点からの父親像もミゴトで面白い。
奥田氏なだけに、第三部にも期待したいところだな。

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　「ララピポ」　奥田英明　

2006/11/22 (Wed) [BOOK]奥田英明

ララピポ

価格: ￥ 1,575
発売日: 2005/09
売上ランキング： 7022
おすすめ度

posted with Socialtunes at 2006/11/22

「a lot of people」「トウキョウ、人ガタクサン」って書いてあったけど、直訳は「多くの人々」だよな。で、ララピポ？ちょっと消化不良。
あ！ネタバレ！
まっいいか～誰も見てねぇ～し。

６話の短編がうまく繋がってて面白かった。
４３歳のゴミ屋敷主婦がＡＶ女優なのは笑える。ワイドショーになりそうな設定。
最後が悲惨な結果ばっかなのはちょっと残念。ダメ人間集合状態。一人ぐらい最後はハッピーでもよかろうもん。

しかし、表紙がお下劣スギ！カバーは決して外せない。