仕事は4年に一度抽選で決まる。島のルールは住民たちの投票で決まる。何もかも平等の鷹の島で育った耕太郎が、勧誘係の仕事に選ばれて本土の人間と触れあいながら、平等の島では決して生まれない口惜しさ、達成感、嫉妬などの感情の意味を理解していく。その過程がリアルに描かれていて読みやすかった。 物語の後半では、平等島の真実に気付いた耕太郎がどのような行動をとるのかはとても興味深く、平等島のことしか知らない耕太郎が「完璧な理想社会」を信じている想いが痛いほど伝わってきた。 この作品の中では、平等、個性、ルール、理想、感情など考えることが多かった。人間は社会のために生きているのではなく、自分や自分の大事な人が幸せに暮らすことを一番に考えている。そのために社会のルールは大事だが、それでも自分にとって大事な順番は変わらない。これは当然のことなのだが、改めて言葉に出すことがないので、とても印象に残っている

フットマッサージ店に訪れる結婚に対して規格外の女性４人の短編集。

「負け犬」や「お一人様」なる言葉が誕生して久しいが、３９才めぐみの毎日顔を合わせるにはあまりに一人の生活に慣れすぎてしまった為にたまに食事をしたり病気をすれば心配してくれる都合のいい彼氏。そして現状意地の平日一日婚が理想だと思うあたりは、一人で居る事が淋しくてたまらない自分には理解できないカモ。

県庁の職員が一年間民間実習としてスーパーで研修する話し。
これでもか！ってくらい役人ぶり炸裂！！
現場の事も分からないで理屈ばかりこねてる辺りに激しくなっとく。
以前の職場で県職との仕事の付き合いがあり、嫌と言うほどしっている。

仕事仲間の口癖は「あいつ民間だったら即クビだな！」だった。
それくらい非常識な人のかたまりだった。（偏見か？）
人種が違うって感じを強く受ける。

やっぱり自分は民間人だ。。

桂氏。
前作もそうだが、ストーリー展開は分かりやすくて面白い。
ダメ男君が必死にがんばり、周りを巻き込みながら奇跡を起こす！
映画の織田氏は適役かも？
柴崎は二宮役か？
原作と年齢が違いすぎる感じもするけど・・・。
どんな設定なのか気になるので早々に見てみよう。

あ！最近、原作読んでは実写映画見てるな。。

「自分が思っている気持ちと、相手の思ってくれている気持ちの量は同じじゃない。シーソーの両端に気持ちを置いたとすると水平になる事は絶対なくて、いつもどっちかに傾いている。自分の気持ちのほうが重いと気づいても、水平にしたくても、どうやって軽くしたらいいかわからない。」

両親の離婚をきっかけに、１６歳で一人暮らしを初め親の愛情を受けず、自分の落ち着ける場所を持てないでいた、臆病で何事にも無関心な２４歳になった派遣会社の少女がキャバ嬢となって自分を変身させて行く。

人間ここまで変われるものか？？そんな簡単に変わる事は出来ない！
しかし、何事にも努力は必要で、それを怠るものには幸せはやって来ない。
成功者を観察し、「すみません。ありがとう。」を心がける・・・と言う事だな。
ま！そんな甘かねぇ～が。