- コンビニ・ララバイ
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- 価格: ¥ 1,680
- 発売日: 2002/06
- 売上ランキング: 591223
- おすすめ度

一人息子と妻を交通事故でなくした40代の幹郎が経営するコンビニ「ミユキマート」を舞台に訪れるお客さんやバイトの人たちと織り成す否日常な出来事。
・カンを蹴る
・向こう側
コンビニの駐車場に車を止めさせてもらっているヤクザの男がバイトの治子に恋をし組を抜けるが結局は背中の刺青が原因で関係を持てずにまた組に復帰し鉄砲玉として散っていく。
・パントマイム
コンビニの前で事故死した老人を弔う為毎日店先のベンチに腰を下ろす本妻と愛人の老女二人。バイトの章子といつまで経っても売れないシナリオライダー。
・パンの記憶
役が欲しさに身体まで提供したのに報われなかった劇団員。
コンビニで進められた「栄養堅パン」により辛い小さいときの思いでも甦り・・・。
・あわせ鏡
一年前に踏み倒したコンビニ代金を払おうと戻ってきた元スナック店員。
紐であるどうしようも無い男と借金を重ねては踏み倒し逃げ回ってきたがどうしてもこのコンビニだけは支払おうとする。
・オヤジ狩りの夜
優等生だがストレス解消のため「オヤジ狩り」をする男と付き合う万引き癖のあり援交をしている少女が幹郎に諭され自分のなにか大切な物をすり減らして生きている事に気づく。
・ベンチに降りた奇跡
コンビニのベンチで清い交際を続ける老人カップルが周りの反対に逆らい老女の狭心症の発作で突発的に亡くなった後の五分間で老人も自分の意思で自然死をする。
訪れるお客さんはいろいろな問題や悩みを抱えていたりして影を落としているが 悲しい過去を持つため気力の無い店主の幹郎だが、どこかここちのいい暗さを訪れる人に感じさせてしまう。
そんなコンビニで何か大切な物を感じさせる作品だある・・・かも。