「時間は永遠にはない。わたしたちはみんな火のついた導火線のように生きてる。こんな普通の一日だって、全部借り物だよ。借りた時間は誰かがいつかまとめて取り立てにやってくるんだ」

「わたしは太一君と会えてほんとうによかった。言葉にしたら単純だけど、もうほかにうまくいうことなんてできないよ。むずかしいこといえないんだ。会えてよかった。すごくよかった。わたしがどんなにダメになっても、そばに太一君がいてくれる。それだけでこんな世界だってそう悪くないって、いつも思っていた。ありがとうね。大好きだよ」

石田衣良。恋愛小説もおもしろいなぁ。
大切な人に「最後はあなたの手で終りにして」と言われたら・・・、約束はしても実行はできないだろうな。
たとえ、植物状態になってもずっと付き添いたい。どんなに変わり果てても・・・。
やはり小心者なのか？

ちょっと、思った。
急に事故とかで・・・と余命を宣告された場合とでは・・・どっちがどうなんだろ？
急すぎるのも悲しいけど、結末に向かって行くのも悲しすぎる・・・。
あぁ、ヘンな事は考えないでよそう。