タカシのボディガードだった双子の兄弟が始めたラーメン屋、上野のストリートギャングのトップだった息子の不信死を追求するジャズタクシー運転手の父親、身体を売るビルマの少年、肉体解体ショーのアングラな世界。
マコトを通してさまざまなブラックな世界が池袋にはびこる。
世間の大多数はこんな事(コレに近い現状)を知らずに生きているわけで・・・。
道を行き交う人々にも思いも寄らない悩みや秘密が隠されているのかも?と思うと人間ウォッチも楽しくなりそう。
4冊目ともなると問題が発生し、マコトが解決するストーリー展開も「水戸黄門」のようにマンネリ化しそうだが、アクシデントが多様なので、その都度楽しめる。
キャラも確立していて、読み続ける事に愛着も湧いてくる。
井坂作品のように、以前のキャラもひょっこり出てきたりすると連続物の楽しみも増えるんだけどなぁ~。
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