「このミステリーがすごい！」優秀賞の作品。
ミステリーと言うより選挙戦にまつわる当選に向けての奮闘ぶりや陰謀や妨害工作など、それぞれの思惑が交差しながら展開し実に選挙戦にどっぷりの作品。
選挙にまったく興味の無い人間にとって候補者の心理など興味深い部分もあった。
日本では犯罪被害者に対する国の擁護が不十分である事も再認識させられた。
再犯の可能性がある犯罪者が安易に社会へ復出来るのもどうかと思う。運が悪かったでは済まされない。

実際の選挙も、選挙期間中は熱心にそれぞれのテーマを叫んでいるが、いざ当選してなにが出来るのだろう？
明確に、「私は当選してコレを行いました」みたいなバカでも解るニュースを流して欲しい。
でないと、いつまで経っても「誰が当選しても結局・・・」と思えてしまう。

「あなたの清き一票が・・・」ってアホくさ。。