- 陰日向に咲く
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- 価格: ¥ 1,470
- 発売日: 2006/01
- 売上ランキング: 10198
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お笑いピン芸人の劇団ひとりか。まるでテレビの漫談そのままので語り口調も同じだった。
短編の5小説となっているが、ちょっとづつ登場人物が係わって行くあたりは何処ぞの作家に良く似てる。
社会からはみ出したダメ人間の「それでも生きていく」みたいな感じはいかにもひとりワールドっぽい。
中でも「Over run」の、三十五歳で独身、キャバクラ好きでギャンブル狂いの多重債務者の話は笑える!
「決して悩みは負けじゃない。悩みはまだ結果じゃなくて過程なんだよ。どんなトラブルもそれはまだ過程であって結果じゃない。結果は自分の中で決まる。だから、結果を見るまでは生きていればいい。」
うん。どんな苦境でも立ち向かうにはコレぐらいのポジティブな考えが必要だよな。
しかし・・・、人間はそんなに強くないのもまた事実だ。。
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