BOOK・CD・DVD のきろく。
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cosiba
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非公開
自己紹介:
完読記録の覚え書です。
なので、ストーリーや感想のコピペも無断でやっちゃってます。
ネタバレもあります。
その為非公開としていますが、間違って立ち寄られた方がいらしたら・・・


   ないしょでお願いします。
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いつか、虹の向こうへ
いつか、虹の向こうへ
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2005/05/24
  • 売上ランキング: 115076
  • おすすめ度 4.0

横溝正史ミステリ大賞受賞作品だけど・・・、意外にもミステリと言うよりちょっと感動した。
家庭を崩壊させてしまった元刑事が成り行きで居候させてしまった人たち。
そんななかで改めて一つの屋根の下での団欒に気づく。

酔った夜に三人の若者に絡まれたのがきっかけで知り合った美人局の早希。
その早希が殺人容疑で拘留された。
全てを失ったダメ中年男が、ヤクザや警察を相手にボロボロになりながら新犯人を捜し真相を究明するが、なんとも悲しい居候の恭子過去があきらかになり真相が解ってもなんともやり切れない気持ちを味わった。
家族を失った深い悲しみの為、現実と夢の区別が付かなくなったあたりは実に悲しい。。
それでも、それぞれに起きた不幸を踏まえても円満に解決出来た方ではないかと読み終えてホッとできた。

作品中にあった、居候の翻訳家の石渡氏が書いた「虹売り」の話しは良かった。
人から悲しい話を聞き、それを材料に虹を作って売っている。その虹は悲しみが大きければ大きいほど大きな虹が現れる。そして、ある両親を失った女の子が自分の大きな虹を駆け上がっていく話し。
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クローズド・ノート
クローズド・ノート
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  • 発売日: 2006/01/31
  • 売上ランキング: 384
  • おすすめ度 4.0

万年筆の好きな天然系のマンドリンクラブ所属の女子大学生が住み始めたアパートに残されていた前借主の学校の先生のノート日記。
心温まる学校でのエピソードと、時折書き込まれている片思いの彼(隆作)の記録を読み感動し、遂にそのノートも持ち主を(学校の先生)を尋ねる事に。
しかし、その先生は最後に隆作に手紙を残したままこの世を去っていた。
文房具店でバイトをする主人公はお客で来た石飛さんに恋を抱くが、なんとその人こそ亡くなった伊吹(先生)が恋した人であった。

香恵(大学生)の天然振りがほほえましくてほのぼのとした雰囲気がある。

学校の先生として、生徒達の事を親身に考え恋にも一生懸命の伊吹がなんとも悲しいタイミングでこの世を去っているのはやっぱり悲しい。
映画化されたが、いかにもな感じで出来上がっているだろうみちゃお。。

生徒に対して、「みんなと同じ意見じゃいけません。個性を出してください」といっている先生と、人に共感できる感性を大切にする先生。(後者が伊吹)
個性も大事だけど、共感したり他人の意見を聞き入れて理解する事も大事だと思うし、まして子供は一人一人違うのだから型にはめず良く観察する必要があらのかな~なんて今さら思った。

あぁ、それと万年筆!
なんか欲しくなっちゃったぞ。
夜は短し歩けよ乙女
夜は短し歩けよ乙女
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/11/29
  • 売上ランキング: 809
  • おすすめ度 4.5

2007年本屋大賞2位の本作品は、アマゾンカスタマレビューでも非常に評価が高かったので期待大で読み始めたが・・・。
な、なんじゃこりゃ!?
明治の香りのする語り口調と、まるで夢の話のような世界観。
馴染めねぇ~。
この本はスキと嫌いに別れるらしいが、どうやら自分もその少数派だったらしい。。
気の済むまでお酒を飲もうと夜の街を一人彷徨う少女とそれを追う男。
そして、周りではあまりにも破天荒な物事が展開されていく。
「千と千尋」や「ハウル」のように現実と異次元とが混ざり合った不思議な世界。

第一篇で早くも断念。
正義のミカタ―I’m a loser
正義のミカタ―I’m a loser
  • レーベル: 双葉社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2007/05
  • 売上ランキング: 57427
  • おすすめ度 4.0

三流大学に代々受け継がれている「正義の味方研究部」
正義とは何であるか?
警察のように人を罰するのではなく、どうしたらその人を許せるかを考える。

高校時代のいじめられっ子だった主人公が大学で「正義の味方研究部」の部員達と知り合い、入部し正義とは何であるかを考え、そして自分で決心して退部する。

イジメ問題。
酷い虐められようだけど、今のイジメは昔のようにトロイヤツが標的にされるばかりでなく、気の強い子でも虐めたり、虐められたりしているみたいだ。
でも、どこかに必ず理由はある筈なんだけどな・・・。

みな自己中心的で他人の事になんかおかまいなしのこのご時世にしては珍しい部活動。
がらくた
がらくた
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2007/05
  • 売上ランキング: 7455
  • おすすめ度 4.5

「目の前にいる人間を目のいに居る人間としてしか見ない。だから私は存在できる。はっきりと、確実に。」
その人の過去や噂に惑わされず、目の前にした人と向き合い自分で理解していくのは人を理解する上でとても大切な事。
判断は周りの人が下す物ではなく自分でするもの。

「自分の気持ちが正しい位置におさまっていくのを感じる。自分が誰で、どういう人間なのかがはっきりする感じ。」
こんな、自分の居場所があればそこへ戻ってリセットも出来るんだろうが、それは、人であったり空間であったり、家庭とは別の実は思いもよらない場所に存在しているのかもしれない。
たとえば、公園でいつも見かける老夫婦を遠巻きに見ながら気持ちが落ち着いていったり・・・、忙しいさなかに、休憩のコーヒーでふと意識が軽くなり喧騒を忘れられたり・・・。

たんたんと語られる自分に正直な人達の日常。
一見、まるで感情の無い無機質な物語に感じてしまうが、夫婦でありながら他の異性にも興味をさらけ出しそれをお互いが了承していて、それでいて陰湿に感じずスッキリさせているあたりはサスガといったところ。
人間関係はもつれているのに、当人たちの気持ちの持ち方ひとつでこうもアッサリ印象が変わってしまうのは驚きです。
まるで、「こってりなのにサッパリ」とどこぞやのラーメン評論家の寸評のようですが・・・。

読み終えても「がらくた」の意味についてイマイチ理解できないのは繊細さの足りない証しだろうか??

守護天使
守護天使
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2007/03
  • 売上ランキング: 69140
  • おすすめ度 4.5

ハゲデブの50男が電車で見かける女子高生に恋をして勝手にその子の「守護天使」になろうと決意してしまう。
一方、その子に秘密を握られている高校教師は学校から追い出す為少女を偽りブログを立ち上げ「だれか私を見つけて殺してください」などど見ている物たちから異常者を募り、ついには現実に誘拐拉致してしまう。

50を過ぎてリストラにあい家族にも相手にされず、一日のお子使いは「ワン・ツーシステム」500円玉が一枚と二枚支給の交互繰り返しなのには人事と思えず・・・。
ヤクザさえ怯える妻の勝子。

学生時代からいいように利用されてきたチンピラの友人。
働いてる若者更正施設の利用者の元ヒッキー(引きこもり)の少年。
と3人で奪回作戦に挑む!!!

なんとも笑える冴えない主人公。
「まぁ、仕方ない」といままで全ての不幸を諦めてきたが、一大決心をして勝負するさまは何かに獲り付かれたようでもある。
恋に夢中になると周りの事が見えなくなるのはたしかにありえるが・・・。
ひとり日和
ひとり日和
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  • 発売日: 2007/02/16
  • 売上ランキング: 9577
  • おすすめ度 3.5

20歳の少女と71歳のおばあさんが暮した春夏秋冬。
「人っていやね・・・人は去って行くからね」
淋しがりやでありながらも、どこか冷めた感覚で周りの状況を受け流している少女と
年老いて恋もしながら猫と暮す老婆の同居生活。
老婆とともに暮らし、時の流れをゆったりと感じながら少女は人と出会い別れる。
家から見える駅のホームの風景。
やがて、ソコを旅立ち一人で社員寮に暮す。


自分の居場所って何処だろう?
居心地のいい場所って・・・?
物心付いた時には学校へ通い始めていて、学生が終われば社会人、そして結婚して保護者。。
気が付くと、休憩時間ってなかったような。
この物語のように、人はゆっくり時間や学歴や収入や・・・いろいろな事を気にしないで、後先考えずの~んびりと過ごすのも必要なのかもしれない。
一度立ち止まる事で、また周りの見え方も変化するだろうし、気持ちにゆとりも持てるだろう。

しかし現実は、一度でも立ち止まったらどんどん置いていかれてしまう。
だからみんな必死に走っている。
本当はみんな苦しくて休みたいはずなんだ。
何かに追われる様に生きていくのも疲れる。

歳を取って気づいてもおせーよ!
20くらいの時もっと自由にしたかった!!!
天使のナイフ
天使のナイフ
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/08
  • 売上ランキング: 49464
  • おすすめ度 4.0

少年法に守られた加害者と被害者の葛藤。
もし自分がどちらかの立場なら少年法の事件責任を追及しない憲法にどう思うだろうか?
少年法により被害者は加害者の素性を一切知らせてもらえない。
加害者の少年はたとえ更生しても罪を償ったとは言えない!
被害者家族に対して償罪して初めて許される。
しかし、その罪の重さは決して軽くはならない。
永遠に背負って行かなければならない。

東野圭吾の「手紙」にも出てきた、加害者の謝罪の気持ちと被害者家族のやりきれない思い。

ほんの過ちであったり、正当防衛である場合。何度も繰り返す悪意の犯罪。
離れてみてるとどれも区別は付かない。
しかし、それぞれに理由は存在する。
事件の持つ理由の深さと、関係者の心理を思い知った一作!

第51回江戸川乱歩賞受賞作
つまり、推理小説賞!なのだが・・・実は少年犯罪に疑問を抱かせる内容でもある。
全ての人間が複数の年少者の犯罪によって繋がっていようとは・・・。
え!?こいつも繋がってたの?みたいな。
終盤に近づくにつれ真相が明らかになり、意外性もあって面白かった。
ミーナの行進
ミーナの行進
  • 発売日: 2006/04/22
  • 売上ランキング: 46424
  • おすすめ度 4.5

家庭の事情で一年間だけ神戸の伯母さんの家に下宿した13才の少女。
飲料会社経営の社長宅で、ドイツ人のおばあさんと、お手伝いの米田さん、小林さん。
12歳の小学生で喘息のミーナ。
毎日、カバの背中にまたがりゆっくりと通学するミーナ。
マッチ箱を収集し絵柄に合わせて一つ一つに物語を書き添え大切に保管している
そしてカバのポチ子。
季節を通してのいろいろな出来事を30年以上経って回想している朋子。

朋子にとって、いわゆる幸せなお金持ちの家にカルチャーショックを受けながらも夢のような時間の進み方のように感じる。

読んでいても、童話の絵本を読んでいるようでもあり物語自体が非常にゆったり感じられた。
たまには、こんな本もいいもんだ!


ほんの一年の出来事でも。時間が流れと遠ざかるほどに日々の思いでは色濃くなり、密度を増し、胸の奥に根ざしていく。それはほとんど記憶の支柱と呼んでもいいくらいに。

いつまでも鮮明に残る記憶ってあるよな。
自分の人格を形成した重要な時期が。

あの頃の出来事が無かったら今の自分はこうでは無かったかもと思う事がさ。
そう振り返った時点で子供では無くなるんだろうな。。
ブレイクスルー・トライアル  ~第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作~
ブレイクスルー・トライアル ~第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作~
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2007/01/11
  • 売上ランキング: 41330
  • おすすめ度 3.5

前回の大賞であった「チーム・バチスタの栄光」が面白かったので、期待大にて読んでみた。

懸賞金一億円のイベント、ある建物のセキュリティを掻い潜り目的物を奪取して短時間で帰ってきた者の勝利!
参加グループには、窃盗団や企業スパイなども入り乱れ、建物内では最新の警護ロボットと頑固一徹な管理人が迎え撃つ。

最後には何かあるだろうと期待しつつ読み進めたが・・・大した期待はずれに終わった。
登場人物にも感情移入しにくく、どんでん返しや意外性も無く淡々と終わった。読み進める楽しみも無かった。

感想も思い浮かばず、心に残った一節も無し。

どうも、世間の評判に乗れないオレは読解力が無さ過ぎなのかと思うありさま。
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